法面工事とは

法面とは切土や盛土で造られた傾斜面のことを指します。法面工事は、斜面の崩壊や落石などが発生しないように保護強化・安定化を図る事を目的とする工事です。

法面工事の重要性

日本の国土は山間地・傾斜地が多くあり、土木工事などにより必ず法面が造られます。こうした中、近年頻発する地震や豪雨による土砂崩れや法面崩壊があとを絶たず、このような災害を未然に防ぐための予防や復旧、保護をするのが法面工事です。
工法は植物の種子を散布したり苗木を植えたりする植生工、モルタル・コンクリート・柵・籠などを使用し、保護・強化・安定化を図る構造物工、法面の風化や侵食崩壊の原因を除去する排水工などがあります。
現場は斜面という足場の悪い場所で、危険を伴う作業の連続です。国民の財産やインフラを守る重要な工事であり、緊急かつ安全な施工を求められる重要な仕事です。